メニュー

欧州議会、新たな著作権ルールを承認 ネットが変わる可能性

2018年11月3日 - limeimei2

 欧州連合(EU)の欧州議会は14日までに、インターネット上の著作権保護に関する新たな法案を可決、承認した。ネットIT大手はインターネットへの著作物の違法アップロードを防止し、著作者やミュージシャンと収益を分配するように迫られる可能性がある。検索大手のグーグルや交流サイトのフェイスブックにとっては大きな後退となる。これらの企業は既に、個人データや好ましくないコンテンツの取り扱いでEUの規制当局から大きな圧力を受けている。法案は最終的に欧州委員会と加盟国の承認も必要となる。ただ、この抜本的な改革案はネット大手企業に新たな費用負担を課し、アーティストやメディア企業にはより大きな力を与えるものとなっている。法案に賛成するドイツの議員は「これは欧州の創造的な産業にとっていい兆候だ」と評価する。支持派はこの法案がミュージシャンや映画制作者、メディアとIT大手の間のパワーバランスを回復するものだと主張する。一方で反対派は、インターネット上の「ミーム」(画像や文言などがコピーされユーモアなどを交えた様々なバリエーションとなって拡散していくもの)が消えたり、グーグルニュースが閉鎖されたりする可能性があると警鐘を鳴らす。英サウザンプトン大学の著作権の専門家、エレオノラ・ロザティ氏は、最終的には法案の文言がどれだけ具体的か、そしてそれがどう解釈されるかで影響は変わってくると語る。「もし法律が明確でない場合、法律家にとってはうれしい状況だが、不確実性が生まれるため問題になる」「警告を発するのは正しいが、強すぎる」と警告する。