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米民泊サイト、万里の長城での宿泊キャンペーン中止 反対意見受け

2018年11月15日 - limeimei2

 民泊仲介サイトの米 Airbnb(エアビーアンドビー)は9日までに、中国の世界遺産、万里の長城での宿泊を提供するキャンペーンを中止すると発表した。今月初めにサイト上で告知したものの、反対意見を含む多くのフィードバックを検討した結果、中止を決断したという。今月初めに立ち上げたキャンペーンでは、異文化交流に関する質問に答えた参加者の中から4組を選び、万里の長城に特別に設置したベッドルームを提供。一生に一度実現できるかどうかという貴重な夜を過ごしてもらう予定だった。しかしキャンペーンに寄せられたフィードバックの中には、長城の損壊を懸念する反対意見もみられた。Airbnbは7日に声明を出し、「いただいたフィードバックの内容を深く尊重する」としたうえで、キャンペーンの中止を決めたと発表した。すでにキャンペーンに参加した人たちに対しては謝罪の言葉とともに、今後別の形で中国の魅力を味わってもらえるよう働きかけを行うと説明した。キャンペーン立ち上げの際の声明では、企画の意図として万里の長城を世界にアピールすること、中国における持続可能な観光を推進することなどを掲げていた。中国のSNS上には万里の長城に宿泊することについて、映画のようでわくわくするといったような声が寄せられる一方、歴史的建造物への負荷を懸念する意見が投稿された。またあるユーザーは、屋根のないベッドルームの構造を念頭に「北京の現在の気温では、暑くて死んでしまうだろう」と指摘。一帯を飛び回る蚊に悩まされることも覚悟しなくてはならないと付け加えた。