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受刑者が端末をハッキング、口座残高を2500万円水増し 米

2018年11月19日 - limeimei2

 米アイダホ州の刑務所で、360人を超える受刑者が所内で使われているタブレット端末の脆弱性(ぜいじゃくせい)を利用して口座の残高を水増しし、音楽やゲームなどのダウンロードや電子メールの利用を行っていたことが30日までにわかった。不正に増やされた口座の残高は約22万5000ドル(約2500万円)にのぼるという。同州矯正局が明らかにした。調査によれば、360人を超える受刑者が「JPay」と呼ばれるシステムに侵入していた。受刑者はこのシステムを使うことで、ゲームや音楽を端末にダウンロードできるようになる。教育プログラムの利用や家族とのコミュニケーションのためにも使われるという。矯正局などの調査によれば、州内の5カ所の施設で残高の水増しが見つかったという。50人の受刑者が1000ドル以上残高を増やしていた。1人の受刑者は約1万ドル残高を増やしており、これが水増しされたなかでは最高の金額だったという。矯正局は声明で、今回の件について、「偶然ではなく意図的なものだった」と指摘。JPayのシステムに関する知識や、不正に残高を増やすためにシステムの脆弱性を利用する複数回の操作が必要だったなどと説明した。矯正局はまた、税金がハッキングを受けたわけではなく、現金が盗まれたわけでもないと強調。受刑者は、娯楽や電子メールを利用するために、残高を余分に増やしただけだと指摘した。これまでのところ、不正利用された金額のうち6万5000ドル超が回収された。損失が補填(ほてん)されるまで、受刑者は音楽やゲームをダウンロードする権限を一時的に停止される。電子メールのやり取りは引き続き行えるという。