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新型ポルシェ発表、LAオートショーリポート|Porsche

2018年12月3日 - limeimei2

Porsche 911|ポルシェ 911

LAオートショーでポルシェが992型を披露

賢くも質的な進化ぶりをディティールチェック

ロサンゼルス モーターショーにおいて、第8世代の992型へと進化したポルシェ「911」。現地で発表会に参加し、実車を目の当たりにした南陽一浩氏が、そのディテールをリポートする。

Text & Photographs by NANYO Kazuhiro

見ためより進化した質

フロアは、さすがにごった返していた。あとで聞いた話では、プレスカンファレンス会場に入りきらないジャーナリストも少なくなかったとか。立錐の余地もなかったとはいえ、入れただけでもラッキーだったかと思い直した。11月29日、ロサンゼルスオートショーにてコンベンションセンターのウェストホール内、他とは仕切られた「別室」のようなスペースにポルシェはブースを構えていた。型式名992、つまり第8世代の新しい「911」のアンヴェールは、前夜にクローズドの披露は済んでいたとはいえ、それほどまでに世界中から大きな注目を集めたのだ。

今回のLAオートショーで公開されたブルーとイエローは2台とも「カレラ4S」。外観上の特徴はリアのバッジはもちろん、大型の楕円マフラーエンドが左右各1本の2本出しとなる。カレラSでは丸4本出しなのだ。

新型ポルシェ発表、LAオートショーリポート|Porsche
新型ポルシェ発表、LAオートショーリポート|Porsche

スペックめいたことを先に述べれば、全長4,519×全幅1,852×全高1,300mmという外寸は、現行991型カレラ4Sの4,499×1,852×1,298mmと比べると、横幅はそのままに全長が2cm、全高は2mmと微増したことが分かる。現行991型では2駆モデルには全幅1,808mmのよりスリークなボディが与えられていたが、992は2駆モデルも基本、4Sボディに統一されるという。ホイールベースは2,450mmのまま変わらず、車重はDIN値で1,510kgから1,565kgと+55kg増加している。

ただし実車を目にすると、より少し低まってフロントフェンダーがフレアしたような印象すら受ける。実際にはリアホイールが20→21、フロントタイヤが19→20とインチアップしたにも関わらず、全高は+2mmに収まったということで実質的に重心は低くなっているだろう。ちなみに前後のタイヤサイズは245/35ZR20、305/30ZR21と、タイヤのトレッド幅自体は991型から変化はない。それでもCD値は0.30から0.29へと向上しており、質での進化をうかがわせるサイジングとジオメトリーといるだろう。

ついでにいっておけば、992のボディはアルミニウムを採用しており、あまつさえ今回の展示車のルーフにはカーボンパネルがはめ込まれていた。セミ自動運転モジュールなど、電装系で重さがかさむというネガティブインパクトを、ボディ自体のダイエットと低重心化で克服する方向といえる。