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公園内のアップル店舗開設、市議会が拒否へ ストックホルム

2018年12月6日 - limeimei2

 スウェーデンの首都ストックホルムの市議会が、米アップルが市民の集いの場となっている「王様の庭園」内に計画していた店舗建設を拒否する方向となった。同庭園はストックホルムで最古の公園の一つとされ、宮殿の前に位置する。アイススケート、性的少数者のパレード、抗議デモや政治討論会場など公的行事の舞台として常時使われている。アップル店の建設計画に関しては市政府が以前、承認していたが、住民の間では自然保護や美観などの観点から反対意見が出ていた。先月の選挙で新たな市政府が誕生したことから建設計画に反発する政治的な流れが強まった。新政府は緑の党、複数の右派政党から成っている。市議会のキリスト教民主党の幹部は10月の選挙後の記者会見で、ストックホルム市内で存在感を強めたいとするアップルの考えは歓迎するが、王様の庭園は間違った場所と主張した。民間企業が公共の場所を利用することも店舗反対の要因になっている。市当局の協議では、「計画される建物の規模、配色、デザインや場所は全体的な公園での体験を損ねる」との意見も出ていた。店舗は英国の建築事務所の設計。市議会が店舗計画に反対していることなどについてアップルはCNNの問い合わせにまだ応じていない。アップルは先に、オーストラリア・メルボルンで大がかりな小売事業計画を進めていたが地元住民の反対を招き、縮小に追い込まれてもいた。