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パリモーターショー2018 プロダクションカー編

2018年7月13日 - limeimei2

パリ・モーターショー2018 プロダクションカー編

新時代のプロローグ

世界5大モーターショーの一つである「モンディアル・ド・ロトモビル2018」、通称パリモーターショーのリポート。前編のコンセプトカー編につづき、後編では特にプロダクションカーに焦点をあてリポートする。

report & photo Akio Lorenzo OYA

「第一次接近遭遇」失敗のあと

エレクトリフィカシォンélectrification──10月2日から14日まで開催されたパリモーターショー2018のキーワードを挙げるなら、フランス語で「電動化」を示すこの言葉であろう。

PSAのプレミアムブランド「DSオートモビル」は2025年には全モデルを電動化するとしている。会場で世界初公開した計3モデルも、すべてフルEVもしくはプラグインハイブリッドであった。

2020年までに全車フルEV化を明言しているダイムラーのスマートも、そうした時代の到来を予告するオープンEVコンセプト「フォーイーズ」(コンセプトカー編参照)を公開した。

パリモーターショー2018 プロダクションカー編

DS3 Crossback

パリモーターショー2018 プロダクションカー編

DS7 Crossback E-Tense

参考までに英国「オートカー」誌によると、あのジャガーもフルEVメーカーへの転換を検討中であるという。

パリでは民間企業ボロレ社が約7年にわたって普及を試みたEVによるカーシェアシステム「オトリブ」が2018年7月に終了した。赤字の累積や「ウーバー」に代表されるライドシェアの普及が影響したかたちだ。

かくもEVとユーザーの“第一次接近遭遇”は失敗に終わったが、パリ市は2030年までに内燃機関車の乗り入れを全面禁止にする方針だ。

そうした意味で、パリは引き続きヨーロッパで最もエキサイティングなEVの実験場となる可能性を秘めている。今回のモーターショーは、その序章の役割を果たしたといえよう。