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新型ポルシェ911試乗リポート 九島辰也編|Porsche

2019年4月9日 - limeimei2

Carrera S Coupe|ポルシェ 911 カレラ S クーペ

最新型911のテーマは“安定“

2018年11月のロサンゼルスオートショー前夜に発表された新型911。モータージャーナリスト大谷達也氏による試乗リポートにつづき、第2弾では先々代997型オーナーでもあるモータージャーナリスト、九島辰也氏によるインプレッションをお送りする。

Text by KUSHIMA Tatsuya

3.0リッター水平対向6気筒ターボの最高出力は450psに

クルマ好きでない人にも高い知名度を誇るポルシェ「911」。歴代モデル全てにファンがいて、ユーザーはそれらを日々愛でている。1963年の初代モデル発表からすでに7世代。でもって、今回その次となる8世代目が登場したのだから静観してはいられない。

発表は2018年11月のLAオートショー前夜、ロサンゼルスのポルシェ パフォーマンスセンターで大々的に行われた。そして、今年1月ついにそのステアリングを握る機会を得た。スペインのバレンシアで行われたメディア向け国際試乗会である。

新型ポルシェ911試乗リポート 九島辰也編|Porsche
新型ポルシェ911試乗リポート 九島辰也編|Porsche

試乗車として用意されていたのは「カレラS」と「カレラ4S」。従来、2輪駆動モデルにはノーマルボディ、4輪駆動モデルにはワイドボディが採用されていたが、最新型では駆動方式を問わずワイドボディの1タイプとなったのがトピックだ。エンジンは3.0リッター水平対向6気筒ターボで、最高出力は450psを発生。これは先代となる991型の「GTS」と同じ数値だ。

新型ポルシェ911試乗リポート 九島辰也編|Porsche
新型ポルシェ911試乗リポート 九島辰也編|Porsche

ユニークなのは、今回のフルモデルチェンジでプラットフォームやサスペンションを見直し、フロントのトレッド幅も大きく変えているが、パワートレーンは少変更にとどまったこと。エンジンは補器類の最適化がメインで、ギアボックスもギア比を見直し8段としているが、基本的なPDKのロジックは同じだ。

その理由は911の歴史をなぞれば分かる。トランスミッションがATをベースとしたティプトロニックSからツインクラッチ式のPDKに変わったのは997型のマイナーチェンジでだし、自然吸気からターボエンジンにスイッチしたのも991型のマイナーチェンジ時だったからだ。その意味では新型992のマイナーチェンジの
際に、何か大きなサプライズがあるのかもしれない。

Page02. 911史上初となる前後異径サイズのタイヤを採用